シンママFPが解説!お金の貯まる家計管理術

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シンママFPが解説!お金の貯まる家計管理術

お金を貯めたいと思っていても

「何から始めたら良いのか分からない」

「節約はしているけど、お金が貯まらない」

など、効率よくお金を貯めれないと悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。生きていく限り、お金に関する悩みは常に付きまといます。

Aoi
Aoi

こんにちは!

4歳の息子と愛猫と暮らす、40歳別居中のあおいです。

私は、金銭的に問題の多い元?旦那から家計を守るべく、FPを取得しお金のことを徹底的に勉強しました。お金を貯めるために必要な知識を身に付けることで、お金の心配を少なくし、ストレスなく将来に備えることができるようになるでしょう。

今回は、お金を貯めるために効果的な家計管理術について紹介します。ここで紹介しる方法を実践することで、貯めやすい家計に変えることができます。

家計管理に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

お金を貯める家計管理術

家計管理術を身に付けることで、やりくり上手になりお金を効率よく貯蓄することができるようになります。

お金を貯める目的を持つ

目的を持たずに、なんとなくみんな貯めているからお金を貯めようと始めて見たりするのでは、ついつい財布の紐は緩くなりがちです。

貯蓄の目的やゴールを明確にすることで、効率よくかつ最速でお金を貯めることができます。貯蓄継続の1番のポイントは、目的を持ちモチベーションを維持することです。

一般的に、多くのお金が必要な人生のイベントは下記のようになります。

  • 老後資金のため
  • 教育資金のため
  • マイホーム購入のため
  • 旅行に行くため

お金を貯める目的はなんでも大丈夫です。目的が決まったら、期限を定めることで日々のお金を使う時の気持ちが変化します。目的を達成するために、無駄な支出を減らし節約も苦にならずにモチベーションを維持できるのではないでしょうか。

1つ1つ目的を達成することで、余裕ある人生を過ごすことができるようになりますね。

ライフプラン表を作成する

家計簿などは1ヶ月や1年単位の短い期間でのお金の流れを可視化することができます。しかし、長い人生の中で、10年後20年後のお金の流れを知ることは将来の不安をなくすためにも知っておくべきと言えるでしょう。

ライフプラン表を作成することで、将来の出来事を予測し年単位での大きな支出を把握することができるようになります。

例えば子供がいる場合、進学時期などで大きな出費があります。その時に車の買い替えが重なるとどうなるでしょうか。一気に支出が増え、負担が大きくなってしまいます。ライフプラン表をは人生のお金の流れを可視化するだけでなく、お金を貯めやすい時期や貯めにくい時期、支出が多い時期などを予測し、把握することができます。

いつまでにいくら必要なのかが分かることで、節約ややりくりにも気合が入るのではないでしょうか。

また、ライフプラン表を作成出来てもそのまま放置せずに、年ごとに更新することをおすすめします。家族状況や生活環境などは常に変化します。変化に対応するためにも、常に更新をし、将来に備えるようにしましょう。

固定費を見直す

日々節約をするのも大切ですが、固定費を見直すことで簡単に節約効果を望むことができます。

例えば、牛乳を買うのもあっちのスーパーの方が10円安かったなど、広告をチェックしたりスーパーをはしごするのも節約の観点から言うと正解です。わずかなお金でも、ちりも積もれば山となります。

しかし、忙しい日々の中でスーパーをはしごをするのも、広告を見る時間を確保するのも大変となり、ストレスを抱えてしまうかもしれません。

固定費を見直すことで、自動的に毎月の支出を減らすことができます。固定費とは、毎月一定の支出がある家賃や光熱費、通信費、保険料などを指します。

その固定費を、見直した場合どうなるでしょうか。

例えば、スマートフォンを格安SIMに乗り換え、毎月5,000円の支出が減った場合、年換算で60,000円の節約効果が望めます。1度見直すだけで、5,000円の支出を減らすことができ、長期間持続するのも固定費ならではの節約効果と言えるでしょう。

先取り貯金をする

お金が余ったら貯蓄しようという考えでは、言い訳ばかりしてだらだらとお金を使ってしまいがちです。給与が入ったら1番に貯蓄を確保し、残ったお金でやりくりして生活をするようにしましょう。

シングルマザーとして生活をしている場合、そもそも先取り貯金をできる余裕がないと悩まれている人も多いと思います。貯金と言っても毎月1,000円でも5,000円でもいいのです。

少しづつでもお金を貯めることで、何かあった時の安心感を得ることができます。

貯蓄口座を分ける

貯蓄口座を分けることで、お金を引き出しにくくなりいくら貯まったのかを可視化することができます。分ける口座の種類は、大きく分けて4つです。

  • 収入が入ってくる口座
  • 貯蓄用口座
  • 投資用口座
  • 生活費口座

その際、お金の流れが簡単に分かる管理法を取り入れることがおすすめです。

年間の大きな出費を意識する

毎月必要な費用と違い、月によって異なる特別費。特別費とは、毎月かかる支出に加えてその年に罹るであろう大きな支出です。1つの大きな出費を意識することで、毎月の家計管理が整います。

  • 家族の誕生日
  • 旅費
  • イベント日(父の日、母の日、敬老の日、クリスマス、お年賀など)
  • 年払い保険料
  • 冠婚葬祭費
  • 家具、家電代

避けられない大きな支出。年間で想定できる大きめの支出を可視化し、だいたいの予算を設定します。予算を事前に確保したり、毎月積み立てておくことで急な出費で家計が赤字になることを防ぎます。

共働きの場合は、1人分の収入でやりくりする

シングルマザーは一馬力になるので例外ですが、夫がおり共働きの場合は夫のみの収入でやりくりをすることをおすすめします。妻の収入は基本的に無いものとし、貯蓄や特別費に充てるようにしましょう。

1人分の収入でやりくりすることにより、不測の事態があった時にも対応しやすく、生活が大きく崩れるリスクを軽減できます。

基本的に人間は、生活ランクを上げるのは一瞬なのに、生活ランクを下げるのは難しい生き物です。一度上がってしまった生活ランクを落として、節約生活をするのはストレスが多くなってしまうので、日常的に節約していると思わないほどに慣れてしまうことが大切です。

我慢は辛く、気をゆるむと衝動買いなどに発展する可能性もあるので、注意してください。

家計の黄金比とは

収入と支出

家計の黄金比とは、ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんが提唱する「横山式 家計の黄金比」をもとに決めている各項目の割合を指します。

家庭の黄金比

ここでは、総務省が発表した家計調査より「母親と18歳未満の子どものみの世帯」より、黄金比率と照らし合わせて作成しました。

*下記の黄金比率は、夫婦と小学生、未就学児の4人家族を想定し算出しています。

費目母子世帯の平均支出額黄金比理想金額理想金額
手取り月収約21万4,000円100%15万円の場合20万円の場合
居住費約2万7,000円25%3万7,000円5万円
食費約5万4,000円14%2万1,000円2万8,000円
水道・光熱費約1万7,000円7%1万5,000円1万4,000円
通信費約1万3,000円2%3,000円4,000円
生命保険料5%7,500円1万円
日用雑費約7,000円2%3,000円4,000円
医療費約5,000円1%1,500円2,000円
教育費約3万円3%4,500円6,000円
交通費約1万円2%3,000円4,000円
被服費3%4,500円6,000円
交際費2%3,000円4,000円
娯楽費約1万8,000円2%3,000円4,000円
お小遣い10%1万5,000円2万円
嗜好品1%1,500円2,000円
その他約2万2,000円4%6,000円8,000円
預貯金17%2万5,500円3万4,000円
支出合計約21万4,000円100%15万円15万円

 

母子世帯と夫婦と未婚の子供のいる世帯と比較

母親と18未満の子どものみの世帯では、夫婦と未婚の子供のいる世帯と比較して実年収は半分以下です。

世帯例実年収
夫婦と未婚の子供のいる世帯約543,373円
母親と18未満の子どものみの世帯約261,587円

母子世帯の消費支出は約196,379円であり、夫婦と未婚の子供のいる世帯の約7割程度です。また、夫婦と未婚の子供のいる世帯と比較し、住居費や水道光熱費、交通費への支出割合が高い傾向にあります。

画像引用:統計局「2019年全国家庭構造調査

家計簿を続けるには

家計簿は目的ではなく、手段です。どんな未来のために家計簿をつけようと思ったのかを意識する必要があります。

多くの人は、家計簿をつけることが目的になっており、めんどくささから挫折してしまいがちです。まずは、招待の資金確保のためやため体質になるためなど、目的や理想から考えることが大切です。

同時に細かくつけるより、長く続く工夫をすることが大切です。他の人にあっていても自分には合わない可能性のある家計簿。自分だけの家計簿ルール見つけることで、長く続けることができます。

また、家計簿をつけっぱなしにせず、集計して振り返りましょう。そうすることで、何にいくら使っているかなどを意識することができます。

まとめ

シングルマザーや低収入の場合、黄金比率を参考にすべてを実践するのは難しいです。

わたしも試行錯誤しましたが、あくまでも目安として意識しましょう。1つの品目で予算を超えても、他で調整することができます。できるだけ黄金比率に近づくように目指しつつ、自分が無理せずに貯蓄を続けられるベストな配分を探ることが大切です。

 

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